中学生vs大人 U



「ついでだ。君も鍛えてあげよう」
 
 恐ろしくイイ笑顔で、十年後の雲雀が笑った。
 十年前の、というか俺達の時代の雲雀相手にならいくらだって受けて立つが、本能が尻尾を巻いて逃げろ、と警告していた。

「……マジかよ?」
 にも関わらず、彼の言葉に乗ってしまう俺は、この時ものすごく煮詰まっていたのだ。

 十代目の「先生」なら、俺にとっても「先生」だ。
 そんな屁理屈で、理性とプライドを捩じ曲げて。
 
 

「じゃあ、まず」
 悪魔のように愉しげに、雲雀が言う。
「教えてください、雲雀先生、って言ってごらん」






 
 







SNSより再録

中学生はやと×十年後ひばりシリーズ

突入前の、修行中
雲雀がツナさんを鍛えてくれてる時ですね

ついでにはやとも鍛えてあげて!て切実に思います


でも、雲雀先生はR18 なことしか
教えてくれないよね、というあたりで
SNSの皆様とは共通見解を見た気がします